


| 画家/作品(制作年・注記) | 岩田のコメント(一部要旨) | |
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| レオナルド・ダ・ヴィンチ 最後の晩餐(1495~98) |
たくみな構図 素朴な描写 | |
| シモーネ・マルティーニ 受胎告知(1333) |
色美しく品格ある形の連絡 |
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| ロベール・ダンジューに王冠を授ける トゥールーズの聖ルイ(1317) |
豪華・荘厳 バッハがヴィヴァルディをオルガンでひいたよう | |
| アントニオ・デル・ポライウォーロ ☆婦人の肖像(1475頃) |
永年あこがれの画 微妙なトーン、フジタのような線 | |
| ピエロ・デラ・フランチェスカ | ||
| バルトロメオ・モンターニャ | ||
| ルーカス・クラナッハ | イタリアで見るといじけた感じが… | |
| ジョヴァンニ・ベリーニ ☆ピエタ(墓の中の死せるキリスト 1460) 聖なる寓意(1490) |
描写のきびしさ、構成の厳密さ 北方系とはまた異なる細密 |
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| フランチェスコ・グアルディ | 美しい、が、美しいのみ | |
| ミケランジェロ・ブオナローティ ピエタ(1498~1500・彫刻) |
キリストの伸びた手のねじれの強さ |
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| システィーナ礼拝堂天井画 | 巨大な人間像が胸をうつが、純粋美学からはずいぶんおかしな「アブナ絵」 | |
| パオロ・ウッチェロ 馬 |
遠近法の追求で知られるが…道具立てがつまらない | |
| ジョット・ディ・ボンドーネ 荘厳の聖母(1310頃) |
毅然と気高し しかし形もトーンもうまいとはいえず、わからない絵 | |
| ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ ルチェライの聖母(1285) |
色のニュアンスによる深み、衣服のしわ | |
| ジョルジョ・ヴァザーリ ロレンツォ・イル・マニーフィコの肖像(1534頃) |
あのヴァザーリだが、いかにもあやしい 色ふゆかい | |
| フラ・アンジェリコ 聖母戴冠(1434~35頃) ☆受胎告知(1437~46頃) |
静かなたゆたうような幻惑 もうこうなるとトーンがどうの奥行きがどうのというものではあるまい | |
| ピエトロ・ヴァンヌッチ・ペルジーノ 玉座の聖母子(1493) |
線がよい ただし形は… |
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| システィーナ礼拝堂壁画 (モーセのエジプト脱出 他2点) |
かたいが好ましい | |
| アルブレヒト・デューラー 東方三博士の礼拝(1504) 父の肖像(1490) 梨の聖母(1526) |
父の肖像の目鼻口 ルーブルの自画像に匹敵 | |
| ハンス・ホルバイン リチャード・サウスウェル卿の肖像(1536) |
確かなデッサン この画家の傑作 | |
| レンブラント・ファン・レイン | ||
| ラファエロ・サンツィオ 自画像(1506頃) |
黄・こげ茶のトーンこよなく美し |
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| ☆キリストの埋葬(1507) | 構図の天才 | |
| キリストの変容(1518~20) | ||
| ☆アテネの学堂(1509~1510・ヴァチカン宮壁画) | 油絵よりフレスコの方が好み | |
| ☆(デッサン) | 油絵と異なり力強くいきいきしている | |
| アンドレーア・デル・サルト ☆自画像(1528~30) |
ハーフトーンの美しさ格別 涙出る | |
| ピーテル・パウル・ルーベンス 自画像(1618/28) |
自画像は数々あれど、さすがルーベンス | |
| アンゲリカ・カウフマン 自画像(1787) |
なかなか味のある技法 | |
| ジャック=ルイ・ダヴィッド | ||
| ウジェーヌ・ドラクロワ 自画像(1840頃) |
他のフランス画家の肖像はよくないがこれはなかなか | |
| エリザベス・ヴィジェ=ルブラン 自画像(1790) |
細部きれい | |
| カミーユ・コロー | 不透明な絵具のつきなかなかよし | |
| ヘラルト・ダウ 自画像(1658) |
オランダと同じ、ガイコツ窓際 | |
| フィリッピーノ・リッピ | ||
| マサッチオ(トンマーゾ・ディ・セル・ジョヴァンニ・ディ・モーネ・カッサーイ) キリスト磔刑(ピサの祭壇画の一部) アレキサンドリアの聖カタリナの生涯(サン・クレメンテ教会壁画) 十字架刑(サン・クレメンテ教会壁画) |
キリストの首のつき方が? |
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| サンドロ・ボッティチェッリ 聖母子と天使(1468~1469) |
顔少し調子がとびかかっている |
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| モーセの生涯の出来事 ほか2点 (システィーナ礼拝堂壁画) |
春やヴィーナスより精神がヨロシイ | |
| ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ パラフレニエーリの聖母(蛇の聖母・1605) |
背景の真っ黒さかげんは… |
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| 病めるバッカス(1593~1594) | ||
| 執筆する聖ヒエロニムス(1605~1606) | 布の描写 しわが説明(的) | |
| ゴリアテの首を持つダヴィデ(1609~1610) | 空間が感じられない | |
| ダフィド・テニールス | ||
| アントニオ・アッレグリ・ダ・コレッジョ ダナエ(1531頃) 聖カタリナの神秘の結婚(1518頃) |
品がよい | |
| ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 聖愛と俗愛(1514) |
青 黒 金 |
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| ソドマ(ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ) 聖カタリナの神秘の結婚(1539~1540) ピエタ(1540) |
何か表現したいという欲望がよくわかる 品が悪いながら…技法なかなか |
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| フランシスコ・デ・ゴヤ マリア・ルイサ |
衣装の輝きは神技に近し |
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